経営者・経営幹部の「成長」とは ー石川の非認知能力の実験ー
こんにちは!白潟総研の石川です。
会社を本質的に成長させるものは、何でしょうか?
優れた商品でしょうか。
時流に乗ったサービスでしょうか。
強い営業力でしょうか。
もちろん、それらはすべて大切です。
しかし、私はいま、承継直後の白潟総研の社長として、あらためて強く感じていることがあります。
それは、会社の本当の成長の源泉は、経営者と経営チームの成長にある、ということです。
経営チームは、会社のエンジンです。
どれだけ立派な車体があり、どれだけ良い燃料があっても、エンジンが弱ければ会社は前に進み続けることができません。
そして「幹部」という言葉の通り、経営幹部はまさに会社の“幹”の部分です。
枝葉である事業、商品、サービス、制度、施策を支えているのは、幹である経営者・経営幹部のあり方、考え方、判断力、実行力、人間力です。
商品やサービスには寿命があります。
市場環境も変わります。
時流も移り変わります。
しかし、経営者と経営幹部が成長し続ける会社は、変化に合わせて自らを変え、次の事業を生み出し、困難な局面でも会社を残し、また成長させていくことができます。
つまり、経営者・経営幹部の成長こそが、外部環境に左右されにくい、会社の本質的な成長力なのだと思います。
白潟総研は、「社長を元気にする」という存在意義を掲げてきました。
人口減少が進み、後継者不足が深刻化する日本において、会社を残し、次世代につなぎ、さらに成長させていくためには、経営者だけが頑張る会社では限界があります。
白潟総研にとって、いま最も向き合うべき重要テーマのひとつが、この「経営者・経営幹部の成長」なのではないかと感じています。
だからこそ白潟総研では、2025年から経営者・幹部育成の研究に本格的に着手しました。
・青山学院大学、林教授との”非認知能力”の共同研究
・幹部100人へのインタビュー
・経営者・経営幹部1,000人へのアンケート調査
これらの研究を去年よりスタートし、結果を「白書」としてまとめ発表する予定です。
※9月17日に研究内容を共有するイベントを実施予定です!席に限りがございますので、もしよかったら先行申し込みください
▼ お申し込みはこちら
https://share-na2.hsforms.com/1SJFAqCo4SuOrOtZESXkIdA5l7kz
今回はその先行共有として、研究の中で私・石川が自分自身を実験台にして行った”非認知能力の”研究について書いてみたいと思います。
1.非認知能力とは?
経営者・経営幹部に必要な能力とは何か?
このテーマを探求する中で、青山学院大学の林教授から教えていただいたのが「非認知能力」という考え方でした。
非認知能力とは、
知識やスキル、IQのように数値化しやすい能力(まわりから認知できる能力)ではなく、
感情を整える力、やり抜く力、他者と関係性を築く力、自分を律する力など、数値化できないが(まわりからは認知できない能力…だから”非”認知能力と呼びます)人の行動や成果を支える土台となる力です。
この、非認知能力こそが社会的成功に強く相関することがわかっています。
非認知能力にはさまざまな分類方法があります。
林教授と研究を進めるうちに、経営者・経営幹部にとって特にコアとなる3つの非認知能力が見つかりました。
そのひとつが、「自己管理」です。
2.自己管理とは?
自己管理とは、自分の状態を認識し、コントロールする力です。
私たちは日々、常に同じ状態で仕事をしているわけではありません。
心身に余裕がなく、反応的になりやすい状態。
落ち着いてはいるものの、エネルギーが高いとは言えない状態。
そして、余裕とエネルギーがあり、前向きに人や課題と向き合える状態。
コーチングの世界では、これらを大きく3つの状態として捉えていきます。
・リソースフル…能力を発揮できる「プラス」の状態
キーワード:自信、ワクワク、集中、情熱
・ニュートラル…偏りがない「ゼロ」の状態。リセット地点
キーワード:冷静、無、客観的、静かな呼吸
・アンリソースフル…能力が制限された「マイナス」の状態
キーワード:焦り、怒り、不安、無力感
経営者・経営幹部として高いパフォーマンスを発揮している人は、このリソースフルな状態を維持する力が明らかに高く、いわゆる「修羅場」体験を乗り越えることにより、大きく成長していることがわかりました。
いつも元気で、余裕があり、エネルギーにあふれている。
心が”開いている”時間が長く、まわりから多くのことを前向きに吸収することができる。
社員や顧客も、その人に会うだけでエネルギーや自信をもらうことができる。
そんなリソースフルな状態を保てるかどうか? がパフォーマンスに大きく影響するのです。
※まさに船井幸雄さんの「プラス発想・素直・勉強好き」ですね。
3.石川自身を実験台に、伸ばせるのか試してみた
では、自己管理の力はどうすれば高められるのか。
非認知能力を高める方法はいろいろありますが、すごくシンプルに言うと、身体性を伴う体験と内省が重要だと言われています。
特に自己管理の能力を高めるには、自分の状態との対話を増やし、自己理解を深めていく必要があります。
この「自己管理」の能力は成人後も鍛え、伸ばすことができるのか?
伸ばせるのではないか。伸ばせることを証明したい!
そこで私は、まず自分自身を実験台にすることにしました。
ChatGPTにパーソナルコーチになってもらい、自分の状態を随時ログに取り、相談し続けました。
食事。運動。睡眠。体調。
精神状態。仕事中の反応。社員やお客様との関わりの中で感じたこと。
これらを日々記録し、AIからアドバイスをもらいながら、自分の状態を観察し続けることを2ヶ月間行いました。
その結果・・・
社員から「明らかに変わった」「ピリピリした時間が減った」という声があがるように!
以下、メンバーからの生の声をコメントしてもらいました!
服部「以前は怒られる覚悟を用意してからでないと話しかけることができなかったけれど、今ではそこまで気負うことなく、気軽に話しかけることができるようになりました」
小林「以前は、同じオフィスにいても、哲也さんに誰も話しかけてはならない”シャットアウトモード”の時間がありました笑 最近は自由に話しかけられる時間が増え、何気ない会話も増えているような気がします!」
真崎「以前はピリッとした言葉を受け取ることもあったのですが笑 最近はそれがほとんどなくなりました。圧倒的に余裕を感じますし、配慮いただけてるなと感じる一言や感謝の言葉をいただけることも増えた気がします。すごく話しやすくなりました!」
井上「以前は、メンバーとのミーティングにて『このお客様の件は哲也さんにも相談してみたら?』と伝えると、『話しかけにくい...』とのことで、話しかけ方の相談にも乗っていました!笑 そういえば、最近はそういった相談を聞かなくなった気がします!」
自身の自己認識としても、社員やお客様からの声、時としてネガティブに聞こえる声まで、以前よりもありのままに受け止められる時間が増え、意思決定の質も上がった感覚があります。
何より大きかったのは、自分の状態が悪い時に、それを以前より早く認識できるようになったことです。
「あ、今の自分はリソースフルではない」
「このまま反応すると、攻撃的になってしまうかもしれない」
「いったん整えてから向き合おう」
そうやって、自分の状態を認識し、反応的・攻撃的にならないようにコントロールできる時間が、格段に増えた実感があります。
実は今までの自分だと、業務負荷・精神的ストレスが一定値を超えると、パフォーマンスが落ちてしまい、戻すのに1~2ヵ月かかっていたりしたのですが
・・・いわゆる「レジリエンス」といわれる非認知能です・・・
最近はあきらかに回復が早く、1週間もたたずにリソースフルな状態に戻せる自分になりました。
※非認知能力同士はつながっており、ひとつの能力があがると、それにつられて他の能力もあがります。「自己管理」はおそらくもっとも多くの非認知能力につながっていると考えられます
ちなみに副次的な効果として、
リソースフルな状態でいられる時間を長くしようとすると、自然と食事、運動、睡眠にも意識が向きます。
その結果、
・血糖値を乱さない食べ方
・自律神経を整える運動
・睡眠の質を高める習慣
そうした習慣が身につき、2ヶ月で体重は6キロ落ち、内臓脂肪の値も3つほど下がりました。
※内臓脂肪の値は、1つ下げるのも超大変なんですよ!
4.終わりに・・・
非認知能力の中には、成人後に後天的に伸ばしづらいものもあるのですが、
経営者・経営幹部のコア非認知能力のひとつである「自己管理」は、かなり短期に伸ばせる実感を得ることができました!
もちろん、まだまだまだまだ「自己管理」能力はあげていかないといけないので、継続的に伸ばし続けていく所存です!
いままで見えづらかったがために、感覚的な指導や意識に頼ってきた経営者・経営幹部の「成長」というテーマについて、
☑非認知能力に着目し、まず伸ばすべき3つのコアスキルを特定できたこと
☑それを2ヵ月間の取り組みで実際に伸ばすことができた
というのはとてもとても大きな前進なのではないかと思っています。
本研究では、もっともっと面白いものが見つかっています!
ぜひぜひ9月17日のイベント、お越しくださいませ!
【 開催概要 】
テーマ:幹部育成の再現性カンファレンス(仮)
日時:9月17日(木) 10時〜12時
場所:東京都内
対象:経営者・幹部
参加費:無料
▼ お申し込みはこちら
https://share-na2.hsforms.com/1SJFAqCo4SuOrOtZESXkIdA5l7kz
また、「自己管理」の非認知能力アップについて、先んじて詳しく話を聴きたいという方、下記までご連絡ください!より詳細に共有します!