近藤 真五の物語

私は工業高校から大学へ進学し、信用金庫へ入庫した異色の経歴の持ち主です。

前職の信用金庫には15年勤務しておりました。

入社した経緯は当時支店長であった叔父のようになりたいと思ったからです。

入庫当初は同期最速で昇進し、支店長になるという目標がありました。

その目標に向かい、取り組む仕事では常に1番を意識し、日々仕事に邁進しておりました。

しかし、勤務年数が経つに連れ、組織の在り方、評価制度に違和感を覚えました。

どれだけ成果を上げても支店長に好かれなければ評価されない。

支店長の発言が絶対的であり、自身の思いはほぼ反映されない。

成績のためにお客様にとって望ましくない商品を販売しなければならない。

お客様本位で仕事をすることができない。

何も成果を上げていないのに資格さえあれば昇格出来る。

などの違和感が日に日に増していきました。

(今はそんなことないです。めちゃくちゃお客様本位で働きやすい信用金庫です。)

そんな中、創業時より主力金融機関としてご利用下さっていたお客様の住宅ローンを通すことができず、唯一審査部と直接交渉の出来る支店長に相談したものの、全くかけあってくれず、結局お断わりすることとなりました。この時にお客様のために真剣に向き合えない上司とこれ以上は働けないと思い、ずっと我慢していたものが途切れることとなりました。

そして、転職活動をスタートしました。

転職後は自身の成果が正当に評価される業界へ進みたいと思い、M&A業界に絞り転職活動を行いました。しかし、面接を重ねる中で、過去の営業成績や、どれだけ身を削る覚悟があるかばかり問われ、自身が最も重要とするお客様第一の取り組みができないことが分かり、このまま転職活動を続けるべきか考えることになりました。

今後の方向性について考えている中、Youtube、X(当時のTwitter)でフォローをしていた元銀行員でM&Aに特化した事業を運営されている方が私の参加するイベントに来られることが分かり、その方を目掛けてイベントに参加しました。すると、私の思いを聞き取って下さり、その思いが叶えられる企業があるので紹介しましょうかと言われました。

自身の思いが叶えれる企業があればぜひ、紹介してくださいと伝え、現在所属する白潟総合研究所株式会社を紹介してもらいました。

いざ、面談してみると自身の求めるお客様本位で活動出来る環境があり、ここで働きたいと思いました。そして、自身の思いをありのままに伝え、採用してもらうこととなりました。

現在38歳。転職して1年数ヶ月ですが、自身が求めるお客様本位の活動が出来ており、会う人会う人にめちゃくちゃいい顔しているねと言われるようになりました。

今後もお客様本位の活動をモットーに自身の能力を高め、さらなる価値提供の出来るコンサルになりたいと思います。