武井 秀樹の物語

入社当時は27歳、トーマツイノベーションの創業者である白潟さん、1つ上の先輩である哲也さんと一緒に働ける。(あとは同期の井上さん)

トーマツイノベーションは社員200名ほどの組織。当然不安もありましたが当時3名の白潟総研へ入社しました。

白潟さんたちとのコンサルティング、いろいろなことを吸収して、めっちゃ社長を元気できるコンサルになろう!と意気込んでいました。

ある程度はサービス提供できて、売上を上げることはできていたが、コンサルタントとして致命的な弱点が出てきました。

それは、「社長との会話をノリで回答してしまいズレた回答をしてしまう」、「社長の気持ちがわからず、不用意な回答をしてしまう」というものです。

お客さんである社長さんからいろいろなクレームをいただきました・・・。(白潟さんにもたくさん助けていただきました)

そこから白潟さんと相談して、個別レッスン(地獄の)をしてもらうことになりました。

どんなトレーニングかと言うと、自分が担当したコンサルの流れを振り返ったり、ロープレをしてもらったりなどでした。

(会話がいろんなところに飛んでしまうので、白潟さんには「ヒアリングボーイ」というあだ名をつけてもらいました笑)

トレーニング中に紙に書いた枚数は、1000枚以上、自分の個別練習でも同じくらいの枚数を書いていました。

土日の時間を使っていただき、合計60回以上、1年以上かけてトレーニングをしてもらいました。

・決定

トレーニングの効果は少しずつ効果が出てきて、社長との会話の流れがスムーズになり、社長さんに怪訝な顔をされることもなくなりました。

また紙に書くトレーニングを実施していたので、思考力も同時に上がったように感じています。

・教訓

この経験を経て、もともと自分の中にあった哲学がハッキリと生まれてきました。

「努力は思ったよりも人を裏切らない」

「人間は誰だって目指せば、目指したような人になれる」

また、この哲学を持って活動をした結果、社内では最も異動が多いコンサルタントになりました。

人に関わるコンサルティングからM&Aの支援、PMIまでというのは、社内で最も幅広い支援の幅になりました。

社長のお悩みの多くを自分で解決できるようになる、そんな想いも持ち、日々活動しています。

(現在のメインは、M&A、PMIのところです)

(幹部バージョンも作りました)

〇設定

自分を成長させてくれた会社への恩

白潟総研をもっと広げたいしビジョン実現へ進めていきたい

〇善い人

自己紹介で書いた通り、コンサルタントとして大きく成長をさせてくれた白潟総研。

コンサルタントとしてある程度できるようになった今、会社へ恩返しをしていくしかない、と思うようになりました。

昇格させていただき、幹部となって、白潟総研自体と世の中へもっと広げていきたいし、会社が抱えるビジョンを達成できるように動きたい、自分が感じた仕事での喜びを色んな人へ共有していきたい、いろいろな想いを持つようになりました。

〇悪い人

そんな中でいただいたチャンスがありました。

コロナ禍で、新たな事業を立ち上げようとなり、オンライン研修事業(正確には耳で聞くだけ)を立ち上げ、責任者を任せていただくことになりました。

売上予算もあり、毎日必死に向き合いましたが、まったく売上・成果は上がりませんでした。事業PLを見ると赤字が膨らむばかり。。。仕事をしていて、初めて憂うつな気持ちになったかもしれません。でも売上を上げないといけない。時間が足りない。良い施策を考えて当てないといけない。そんな期間でした。

結局は半年ほどで事業部は解散しました。(会社自体は他の方々に支えていただき、問題なく黒字でその期を終えました。)

経営としては当たり前の判断です。

そんな中でも周りの幹部の人は愚痴を言わずに最後まで任せてくれました。器の大きさを感じました。

〇賢者

その後、もう一度チャンスが訪れました。

ユニットというチームを持つことになり、新人をメンバーとして迎え、ユニットPLを持ち、始まりました。

今度こそ黒字化したい!その一心で全力投球しました。(当時のメンバーからはドン引きされるくらいに仕事へ打ち込み、数字に執着していました。笑)

結果、ぎりぎり黒字になるかならないくらいの着地で終えました。

PLを日々確認しながらの経営者体験でした。

ここでの経験は過去の責任者経験と比べると成功体験の割合の方がだいぶ増えました。

〇決定

よく言われる言葉ですが、「場が人を育てる」ということはすごくあるなぁと感じています。

目標達成はできなかったものの、その時に培った経験は、今でも活きている内容が非常に多いです。

ほんの少しだけ社長の気持ちがわかるようになりました。

〇教訓

今期、M&A事業の責任者へ。

過去最大規模、最大予算。新たな挑戦です。

そんな機会をいただけることに感謝です。

日々邁進するのみ。達成へ向けて全力疾走します。