上田 ゆうかの物語
愛媛で生まれ、田舎の現実をこれでもか!というほど思い知って育った私は、「いつか絶対、愛媛という場所を魅力にあふれる輝く都市にする!地方創生をして、経済に貢献する!」
そんな大きな夢を掲げていました。
きっかけはめちゃくちゃシンプル。
私が三代目の跡取りだからです。
「自分が楽したい」気持ち半分と、「輝く女性を愛媛に増やしたい」気持ち半分。
「もし跡を継ぐときに地元が元気なくなってて、生活しにくくなってたら嫌だなぁ」
そんな素直な気持ちから始まりました。
そんな私は学生時代から活発で、とにかく地域を盛り上げる活動が楽しく参加していました!
有志で屋台をつくって、自分たちでお金を管理して、商品の発注までガチで挑戦。
まるで小さな経営者みたいに真剣で、でもワイワイしながら取り組んでいました。
大学卒業後は銀行員に。
金融という生活インフラに関われるのは本当に面白くて、毎日100人以上が来店する店舗で働くのはやりがいしかありませんでした。
特に、大洲支店で夜市に参加し、地域の人と話したり笑顔を見たりした時間は今でも宝物です。
「地域に根ざす」ってこういうことだなぁと、毎日幸せいっぱいでした。
ただ…私は欲張りなんです。
もっと深く経営者と話して、「何に困ってるの?」「どう解決したいの?」って語り合いたくなり、
「早く何者かにならなきゃ!」という気持ちもあって、東京での武者修行を決意しました。
そこで飛び込んだのはIT営業の世界。
即決即断が命で、迷っているお客さんをグイグイ攻めるスタイル。
「お金がない? じゃあこの商材で売上を上げよう!」という方針でした。
でも私の心はモヤモヤ…。
「これ、根本解決になってなくない?」と思うことが増えていきました。
「赤なんだよね〜」って教えてくれた飲食店のオーナーと、一緒に決算書を眺めている時間の方が楽しかったんです。
気づけば、2社目の転職はプチ失敗で幕を閉じました。
でもそのとき思い出したんです。
銀行員時代、英語から離れたくなくて始めたUSCPAの勉強。
そこで初めて出会ったのが“のれん”、つまりM&Aでした。
これが、めちゃくちゃ面白かった!
数字で未来を描けるし、オーナーの人生に深く関われるし、会社と会社をつなぐことで新しいストーリーが生まれる。
「これや! 私がやりたかった地方創生はM&Aや!事業承継や!」ってビビッときました。
もちろん、思い通りにいかなくて泣きそうになったこともあるし、3社目のM&A仲介企業がまさかの買収されるドタバタ劇にも巻き込まれました。
でも、1社の未来と代表の想いをつなげる瞬間に立ち会えるこの仕事を、誇りに思わずにはいられません。
もう完全にM&Aオタクです。
今は東京で修行中ですが、ゴールは四国・愛媛。
「仕組みを作って、いつか地元に還元する」って決めています。仕組みがあれば他の県にも応用できる!と自信も持っています。
そして、私みたいにM&Aに惚れ込む人が増えたら最高です。一緒に盛り上げていける人を増やしたいなと思っています。
地方創生は1人じゃできない。
でもM&Aなら、誰かの想いや経営という“バトンをつなぐ”ことができる。
だから私は今日も、会社と人の未来をつなぐ現場に飛び込みます!
では、行ってきます!